バイト先の先輩との最初で最後のデート

バイト先の先輩との最初で最後のデート
そのころの私は大学に入りたてで初めての一人暮らし、初めての都会暮らし、初めてだらけで不安がたくさんの毎日を送っていました。

大学生活に少しだけ慣れてきたころ、居酒屋でバイトを始め、そこで出会ったのが先輩でした。

先輩は3つ上の隣の大学に通っていました。

部屋がとても近所でシフトがかぶることも多く自然と仲良くなっていき、次第に先輩の人柄に惹かれていくように。

先輩は人に優しいだけではなく他人のことを叱ることができる、私からみるととっても大人な方でした。

そんな先輩は私の気持ちに気づいているのかいないのか、よく遊びやご飯に誘ってくれ、なかなか慣れることができなかった都会の生活も楽しむ余裕ができるようになりました。

今の私がいるのは先輩のおかげだと確信できます。
先輩とバイトでたのしく会話をしたり、遊びにいったり勉強をしたり先輩の大学に遊びにいったり、悩みを聞いてもらったり。

それはもう今思い出しても楽しかったと思える幸せな時間でした。
ある日先輩に「デートにいこう」と言われびっくり。

デートなんて言葉それまで先輩の口から出てきたことは1度もなかったのです。
もしかして?なんて期待しながら先輩と”デート”にそれはまさしくデートで水族館で魚をみて、お洒落なお店でランチをして夜は夜景をみる、なんてトレンディドラマみたいな。

そのとき夜景を見ながら先輩から就職が決まり地元に帰ることを知らされました。
先輩の地元はとてもふらっと遊びに行ける距離ではありません。

私の就職の希望はこのままこの土地で。
もう、今みたいに会うことはできないという事実がそこにありました。

先輩は私の気持ちと事情を察してデートに誘ってくれたのです。
それから数年たちますが先輩とはいつしか疎遠に。
今もたまにSNSで見かける先輩です。

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